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まずは毎日かくこと

もう長いこと自分はマルチタスク人間だと思っていてそれは良いことだと思っていたら、それはどうも良くないことでそもそも自分はマルチタスクではなかった件。

こういう記事を読みました。

マルチタスクは脳にとって有害:研究結果 | ライフハッカー[日本版]

ここで言及されているのは、『メディア・マルチタスク』とか『セカンドスクリーン』とか呼ばれるもので、スマホでLINEをしながらテレビを観る、とかなのですが、一般的にマルチタスクは生産性が低下するということが言われているようです。

「マルチタスク」は本当に悪いのか、科学的に解明してみた | ライフハッカー[日本版]

近年、『リビング学習』が流行っていますが、自慢じゃないけど私、小学生の頃からずーっとリビングで勉強してました。小学生の頃は学習机はランドセル置き場でした、宿題もテスト勉強もほとんどリビングでやって、中高生になると親が早く寝るので、その後は自分の部屋に移動する、というパターンでした。
とは言っても、『リビング勉強』のメリットとしてうたわれる、親にすぐ質問出来るとか、そういうのは一切やってませんでした。リビングならいつでもお茶が飲めるし、おやつにもありつけるし、『そういえば今日学校で…』と、思いついたそばから親に雑談を振ることができたからです。そして、テレビもついていて、面白そうなバラエティとか、ニュースとか、F1とか(アイルトン・セナが亡くなった直後にハマったのです、シューマッハーの全盛期を観れたのはよかったのですが、やはり少し残念です)見逃さずに済むから、というのも大きかった。

きっと今なら『子供に悪影響』とか非難される方もいらっしゃるかもしれないのですが、そんな感じに、勉強しながらテレビを観、おやつを食べたりお茶を飲んだりして育ったため、自分はマルチタスク人間なんだと思っていました。

一方、知人にテレビを観ながらごはんが食べられない、というレベルのシングルタスク人間がいて、こういう自分の特性を羨ましがられたりするので、マルチタスクはいいことだと、勝手に解釈しておりました。

そしたら、どうも違うらしいのです。
確かに、テレビがあまりに面白いと、勉強の手は止まってました。つまり、生産性も落ちていたのでしょうね。
ただ、よくよく思い返してみると、漢字の書き取り(同じ漢字を10個ずつ練習帳に書きなさい的な)とか、教科書をざっと読んで線を引くとか、そういったことをやるときはテレビも観てましたが、どうしてもこの英単語を明日までに暗記しなければならないとか、作文を書くとか、より集中力を要する作業の時はテレビ、観てなかったなぁと思います。ついてましたが、耳に入ってきてなかったような。
で、テレビやラジオに耳だけ向けている状態は、上記にある『音楽は別』に近いかなと思うと、どうやら私がやっていたのは、『ひたすら雑音や誘惑の多い場所でするシングルタスク』だったわけですね。

でも、親と話してすっきりしてまた勉強に集中する、お腹すいたからおやつ食べてまた集中する、面白いテレビ観てCM中は集中する、と、気分転換を挟みながら、細かく時間を区切って集中してやっていたリビング学習は、そんなに悪いものじゃなかったような気がしますよ、個人的には。
集中力と記憶力にはちょっと自信があるので、それが鍛えられたものなのか生まれつきなのかは別として、出来ていた部分もあるのかもしれません。おすすめはしませんし、多分自分の娘にはさせないと思います。

ちなみに、最近自慢の記憶力も集中力も落ちてきて、散漫な気持ちで仕事がさっぱりはかどらないことが増えてきたので、GTDを学んで実践したいと思っているのですが、いかんせん最後まで読めてません…

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術