KaKuKoTo

まずは毎日かくこと

関西人とイノベーション

偏見だったらすみません、初めに謝っておきます。

うちの部署には、同期同士の上司がおります。二人ともタイプの異なるイケオジであり、めちゃくちゃキレ者でありながら性格は温厚な気遣いの人で、上司の信頼も厚く、部下にも大変慕われております。
一人は関東の方、一人は関西の方。
と、ここまでが前置きでございます。

通販狂いの同僚が、ある日奇抜な買い物をしました。見たことも聞いたこともないし、いや、確かにありそうだけども、何に使うんだそんなもん、と、聞いた瞬間思うようなものです。

昼飯時に先週その話を聞いたのは、まず関東の方。
関東の上司は出来た方なので、そんなことはおくびにも出しません。
へぇーそんなものあるんだ、と心から感銘した声で頷き、そういえば俺、それ的なものを最近近所で見かけたよ、と興味津々な風に話します(本当ですか、と我々は思っておりました)
同僚は、そうでしょう、流行るところでは流行ってるんですよ、とほくほくでした。同僚は思い切った買い物を褒められ、さぞや仕事が捗ったことでしょう。

そして、関西の上司。
お前それどこで使うねん、から始まり、一通りいじり倒した後、なんぼやったん、と。
いくらでした、でも、あれこれ考えると安い買い物ですよーと同僚(いや、いつ使うんだと私)
そら、流行らせるべきやで、うちの新事業でプレゼンせな、と、ネタが膨らみ、みんなノリノリで、もっとターゲット絞ったほうがいい、この国だったら売れそうですよね、こうしたら使いやすくなる、と話が展開し、あれ、結構プロジェクト煮詰まってきてません??と大爆笑でランチは終わりました。

いや、やんないけどさ、でも、あれ、なんか面白そうじゃないか、と、みんなの頭には刻み込まれたはずです。

お笑いとかでも、どんどん話が飛躍していくやつ、あるじゃないですか。ああいうノリってうまく使うとイノベーションを起こせるんじゃないの。
で、その鍵は、ノリとユーモアを重んじる、関西という土地が握っていたりして。

などと考える九州人でした。