KaKuKoTo

まずは毎日かくこと

半年放置してました

今週のお題「2019年上半期」

仕事柄、下半期と期初が忙しいもので、なかなか落ち着いて文章が書けませんでした。

で、何をやっていたかと言うと、主に3つくらい変化がありました。

1 ジムで筋トレ
週末にこれまでもズンバに通っていたのですが、最近レスミルズボディパンプという、音楽に合わせてバーベルを上げたり下げたりスクワットをしたりするプログラムに通い始めました。
更にいうと、パンプの後にズンバをやって、一回で筋トレと有酸素運動して、週一で二倍お得、でもそれぞれ手加減するから結局効果の程はどうよ、みたいなことをやっています。
パンプのイントラの女性が、会社のバリキャリ女性上司に激似なので、普段辛辣な上司に「まだやれる!」「自分を信じて!」と激励されているような感覚になれるという、不思議空間を楽しんでいます。

2 Evernoteで日記
年末年始に、武田百合子さんの富士日記という本を、図書館から借りてきて読みました。随筆の名著と聞いてさぞや、と思っていたのですが(たしかビブリア古書堂に出てきたんだったか)、江國香織さんのエッセイのほうが好きでした。貸出期限が来てしまったので、最後まで読めず仕舞いでした。
でも、どこからどこへ行って、何を買って、何を食べたとか、それにちょっと気の利いた感想がついていて、すごく心を動かされるのでもどんどん読み進めたくなるでもないけど、いつまででも読んでいられるような本でした。借りるより所有して、少しずつ読むべき本なのかもしれません。
自分にそれほどの文才がないのはわかっているものの、自分の子供が富士日記を読むように、へぇうちの親はこのくらいの年齢の頃こんなことを考えていたのか、と酒でも飲みながら読めるようなものがあってもいいなあと思い至ったのです。
で、大人になった自分の子供に聞かせるような感じで、こんなことがあったあんなことがあった、これが美味しかったまずかった、あれが良かった悪かった、とつらつら書いてます。

3 喘息
前々から風邪をこじらせると喉に来て、医者に咳喘息だね、と言われたことがあったのですが、この度瞬間最大風速の多忙を極めた際、咳が止まらず夜眠れなくなり、病院に行ったら「アレルギー性の喘息及び風邪からの気管支炎である」と診断されました。これまでの人生、花粉症もなくアレルギーとは無縁に生きてきたので、アレルギー性の気管支炎とは、なかなかショックでした。
咳も止まり落ち着いてきたものの、たまに変な空咳が出ます。吸入薬を最近サボっているからかもしれません、服薬コンプライアンス重要だなと思います。

後半は、もう少し勉強したり本を沢山読んだり、美味しいものを食べに行ったりしたいです。
グランピングをやってみたいです。
そんな感じで元気です、というお話でした。

人の住むところ

某駅で方向を誤ったらしく、タワーマンション群に迷い込んでしまいました。

仕方なく観察しつつ散歩をしていたら、一口にタワーマンションと言っても、ゴージャスなのから庶民的な趣きのまで、色々あるんだなぁとわかりました。

日本の人口が今後減っていくとすると、マンション建てて固まって住まなくても、土地を広々と使えばいいんじゃないかなぁと考えたのですが、総数は減ったとしても、駅徒歩5分以内の便利なところに住みたい人の数が変わらなければ、やはり一定の需要はあって、一方で徒歩10分以降のところはスカスカになっていくのかなぁと思い直しました。
ドラえもんに出てくる、人の住む高いタワーの周りは森、みたいなのは案外ありうる姿なのかも。

ただ、今後テレワークが浸透していくと、駅近の価値も薄れていく可能性もあります。そしたら、昔のお金持ちみたいに、山の手の広い土地に大きな家を建てて住むステータスが復権してくるのかも、たまの出勤はお抱え運転の代わりに自動運転車で、とか。

最近マンション投資のセールス電話を受けて、よくよく聞いたら投資評価的に完全に破綻していて笑ったのですが、仮に「じゃあ上手い不動産投資はどんなのか言ってみろ」と問われたら、将来の住まいの姿が思い描けないので難しいなと思いました。

本年もお世話になりました。

紅白を観てます。一年に一度、流行りものをキャッチアップする機会なので、これからも続けてまいりたい所存です。
以下、感想箇条書きです。
ウッチャン笑う犬の世界観がNHKで連綿と繋がれていることに、しみじみと感動。そして、生放送の紅白という大舞台で相変わらずウッチャンを「チェン」と呼ぶ出川にも感動。
ゆきちゃんでかくなりすぎだろう、と、ゆうなちゃんから交代したとき以来観たおばさんは慄く。
今をときめくと噂のキンプリが意外と大人で、ジャニーズも上が詰まってんのかなぁと。
Perfumeはもはや1つのアートだなぁ。のっちは眉毛の描き方が変わっても変わらず美しい。
福山とかを観るとほっとする。
なんとなくトリセツみたいな女の子に育ってほしくないなぁと思う親は、きっと非常にマイノリティなんだろう。
スーパー銭湯アイドルが紅白に出る時代、流行もマルチチャネル化しているのだなぁ。
AKBを観ると、アンチだったけどさっしーありがとう、と涙しそうになる自分にはやはりAKBヲタなのだなぁと思う。あのショートヘアの可愛い子誰だろうと思って調べたら岡田奈々だった、なぁちゃん、さえちゃん路線を行くことにしたのかしら。
SEKAI NO OWARIが普通に感動的な歌を歌っている姿に慣れない。動物に人間が虐殺されるエンドが待ってると思わないと落ち着かない。
聖子ちゃんは、年季が入ってても死ぬほど可愛い。これが伝説か。
関ジャニにポルノグラフティみたいな人がいると思ったら安田くんだった。差別化大変なのかと思って調べたら、大病を患ったらしい。相変わらず声が良くて安心した。
やっぱり齋藤飛鳥の顔が好きすぎる。
林檎さん、この曲はあんまし紅白っぽくないと思うけど、どう割り引いても最高です。宮本氏は動きすぎだが、あんだけ暴れてきっちり声が出るのはやはり凄い。欅のセンターを張るべき。
米津玄師は「よねづげんし」で読み方は合ってたんだなぁと確認。メロディーラインが、ボカロでいい感じを出してる曲のそれなのに、人間が完璧に歌いこなしてるのがすごい。しかも、テレビ初ってなにげにすごい。気になってGReeeenを調べたら、まだ顔出ししてないらしく、こちらも貫いててすごい。

ということで途中ですが、
今年はずっとやりたかった「書く」ということを習慣化したいと思ってやり始めて、毎日は難しくともなんとか続けていたら、読んでくださる方もいらして、継続は大事だし、ありがたいなあと思います。
来年も頑張ります。
よろしくお願いします。

同窓会

同窓会に行きました。
若い頃は見向きもしなかったのに、この年になると行きたくなるものらしく、ここ数年行ってます。

別にワルかったわけでも、引きこもりだったわけでも、黒歴史があるわけでもないのですが、「あの頃に戻りたい」という感情を欠片も持たないタイプです。直近のことはくよくよ掘り返しては悩むくせに、もっと前のことはさっぱり忘れてしまう質です。
なので、同窓会へ行って語れるエピソードってあんまりないのですが、人の話を聞いてると色々思い出しますね。

やれ、某校舎の裏が煙草スポットだったとか、そもそもあれって悪いことした奴の監禁部屋だったよね(停学にしないかわりに他の生徒と隔離して補習を受けさせられていたらしい)とか、駆け落ちしたカップルいたよね、とか。

割と冷めたタイプで、わざわざ学校で煙草を吸うという非効率的なことをしている人たちにひいたりしていたのですが、いや、若いってそういうことよねと今は思います。その無駄なパワーが眩しい。

林間学校で女子の部屋に遊びに行った男子が芋づる式に捕まって(最初に吐いた奴は泣いて仲間に謝ったとかなんとか)、一列に整列させられて教師に一人一発ずつビンタされるとか、コンプライアンスの厳しい昨今では絶対ありえないですよね。
そして、した方もされた方も、何十年後には笑って話してるとか。後腐れがなかったから良かった時代なんでしょうね。

少子化で、大事に育てられてきた今どきの子どもたちは、どんな悪さしてパワーを発散してるんだろう。
ちょっと興味があります。

取り残される

ひさしぶりに、会社の人たちとカラオケに行きました。
カラオケは基本的に大好きなのですが、最近テレビを観ずラジオも聴かず、あまりに椎名林檎の歌ばかり聴いているので、選曲として何が正解か判然とせず、完全な選曲迷子になってしまいました。
そして悩みぬいた挙句、歌ったのは大昔、中学生高校生時代に歌っていた歌、という。
Mr. Childrenの大ファンな人の送別会だったので、ミスチル縛りだYear!となったものの、タイトルは知っているし出だしもさびもなんとなくわかりそうだけど、きっと歌ったらざっと50点かな、という曲ばかりで、全部歌えそうなのは古い曲、結局中高の頃聴いてた歌ばっかりで愕然としました。

ずっと若かった頃に会社のおじさまお姉さま方とカラオケに行って、なんでみんなこんな古い曲ばっかり歌うんだろう、テレビで新しい歌が沢山流れてるのに、と思っていたのですが、あれと同じ現象が自分にも起きてるなあと痛烈に思いました。

すごいねうまいね、とだいぶ褒めていただいたのですが、いや、だってこの歌何十回、下手すると何百回歌ったかわかんないですもん、みたいなレパートリーでしたから、恐縮してしまいます。

一方で、自分の父より10こ下くらいのお兄様が、USAとか、秦基博の歌とか歌ってるのを聴いて、すごいなあとただただ感激しました。どうやってキャッチアップしてるんですか、と聞いたら、
若い人たちとカラオケに行ったときに、いいなあと思った歌を覚えておいて練習するのだ」
とおっしゃっていました。

私は歌が好きだったはずなのに、なんて脳みその凝り固まった大人になってしまったのだろう、と思います。
大好きな音楽ですらこうなのですから、いわんや他の情報をや、といったところです。
気を付けないといけないですね。

選挙

アメリカの中間選挙がありました。ブルーウェーブと呼ばれる民主党の躍進で、下院は民主党過半数を制したそうです。
私はアメリカ人ではないし、住んでいたのも二年だけだし、政策のこともよくわからないし、特定の強い思想があるわけではありません。ただただ、庶民の一感想ですが、よかった、と思いました。

私の住んでいたところは、アメリカでも一、ニを争うリベラルな街でした。ダイバーシティを大変重視していて、英語がろくに喋れない東洋人の私ですが、差別らしい差別はほとんど受けたことはありませんでした。
小さな子供がいて、地元の保育園に入れていたので、私の知っているアメリカ人は、小さな子供のいる父親や母親が大半です。共働きでそこそこの暮らしをしているか、旦那さんがベンチャーで大成功していて奥さんは家にいる、といった家庭で、白人もヒスパニックも黒人もアジア人も、インド系やヨーロッパ系移民もいました。保育園の先生はヒッピーみたいな雰囲気のある女性でした。保育園では、ハロウィンももちろんやりますが、インドのお祭りも中国の旧正月もやりました、お願いすれば日本のお祭りもやってくれたかもしれません。
彼らは、二年前の選挙のとき、当然ヒラリーが大統領になると信じて疑っていない様子でした。女性たちは、ヒラリーのシンボルとして、久しく着ていなかったパンツスーツをクローゼットから引っ張り出して、投票に行ったとはしゃいでいました。
「夜ふかしして選挙を観るの?」という問いには「まぁ、間違いないとは思うけど、万が一ってことがあるからね」と答え、勝利を疑っていないようでした。
特に女の子の親たちは、アメリカ初の女性大統領誕生の瞬間を見せるべく、子供と夜ふかししてテレビの前にスタンバっていたといいます。
リベラルな彼らにとって、マイノリティに差別的発言を繰り返すトランプは、恥知らずで、自分たちのリーダーに相応しくないと、本気で思っていたようです。
私も、あの街の、たとえ金持ちの偽善であっても、平等と愛を本気で信じようとする空気が大好きでした。

だから、トランプ大統領の誕生は、まさか現実のこととは思えませんでした。

いやでも、実は、なんとなく嫌な予感はあったようにも思います。これもあくまで一個人の、ちょっとしたニュースなどを観ていて感じた程度のことですが。
ヒラリーは、アメリカ人みんなが支持するには、あまりにインテリすぎるようでした。現に、私の周りの人々は、どちらかというとサンダースを支持していて、でも彼はあまりにおじいちゃんで。一方、トランプ陣営はゆるぎない雰囲気がありました。
「これ、さすがにトランプが勝つことはないにしてもさ、半分近くトランプがとっちゃったら、アメリカが二分されちゃってすごい気分悪い感じになってしまうのでは」と、日本人の友人と話したりもしてました。

選挙の翌日、Facebookの書き込みには、世を憂うメッセージが並びました。「あんな差別主義者が自分の国の代表だなんて、なんて子供に説明したらいい?」と困惑する声にこたえるブログがリンクされたり、「この先どんなことが起きようとも私はみんなのことが大好きよ!」と書き込む母親もいたり。「あんなことがあったけど、子供たちを不安がらせてはいけない、昼間学校では選挙の話は無しにしましょう」という先生からのメッセージがメーリングリストを流れてきたりもしました。
「私の主人は移民だけど、私と一緒になったから大丈夫。でも、彼の友人たちにはアメリカに身寄りのない移民もいる、その人たちをどうやって支えてあげられるんだろう」と悲しそうにつぶやく友人もいました。「こんな時期に帰国なんて、かえって良かったかもしれないよ。よかったらうちの子も、あなたの子供ってことで日本に連れて帰ってほしいなーなんて、冗談だけどさ」と寂しげに笑う、白人の友人もいました。

でも、彼らは決して、悲観するばかりではありませんでした。子供たちを連れて、大きなプラカードを作って、連れ立ってパレードをしたのです。区議会議員みたいな自治体の委員に立候補した友人もいました。"#Me too"も、彼らのFacebookで知りました。
Facebookには、中間選挙前も"Vote! Vote! Vote!"という書き込みが並びました。「投票したよ!」と"I Voted"のスティッカーを貼った家族写真をアップする友人もいました。
これがアメリカなんだなあ、と、少しじんとしました。

その割に、中間選挙の結果については、冷静に受け止めているように思われます。当然の結果だ、と思っているのかもしれませんし、もしかしたら上院まで乗っ取って、トランプを引きずりおろすくらいのことを考えていたので、期待外れだと思っているのかもしれません。

繰り返しになりますが、アメリカがどうあるべきか、なんて、私に論じられるだけの知識も覚悟もありません。
ただ、私の大好きな街と、大好きな友人たちが、少しでも心穏やかに暮らせるといいなと願うばかりです。

パトレイバーがすきなもので

ちょうどちなんだコラムを読んだので、書いてみたくなりました。
https://m.huffingtonpost.jp/amp/foresight/ideal-boss-image_a_23581138/
ちなみに、アニメはほとんど観たことがなく、ゆうきまさみコミックス版のファンです。
個人の方のブログやツイッターなど、各方面で考察は既にしつくされているように思われ、新規性のある記事は書けないかもしれないのですが、ご容赦いただきたく。

初めて触れたのは小学生の頃、近所のたこ焼き屋さんの本棚でした。注文したたこ焼きとお好み焼きの出来上がりを待ちながら、当時はただただ、SFロボットものとして楽しく読んでいました。
熊耳さんがツボで、大好きだったのに、途中から怖い顔になって訳のわからないおじさんに取られてしまうのが気に食わなくなってしまい、「なんだい、つまんないや」と最後まで読まずに放り出してしまったのでした。

同じゆうきまさみ先生の「究極超人あ~る」は、その頃から大好きでした。風化ネタ(あ~るをご存知の方にはわかる)の元ネタは全く分からないのに、お腹が痛くなるまで笑いながら読んだものです。

しばらく離れていたものの、また手に取ったのは高校生の頃だったでしょうか。ワイド版を購入して、一気読みしました。その頃には様々な機微もわかって、一回読んだはずなのにとてつもなく新鮮で、組織の中の駆け引きに痺れ、悩みもあり葛藤もあり熱血しきれない主人公たちに感情移入しました。

そして、熊耳さんはやっぱり好きで、わざわざショートヘアにしてみたりもしました。「怖い顔になった」と上述しましたが、確かに子供の頃はそう感じたはずのに、どこからなのかがわからないんですよね、何度読み返してみても。
中性的な優等生の熊耳さんが、過去に囚われある一線を超えてしまうような姿に、子供だった私は「女」を見たのかもしれません。
内海の良さが全く理解できないと思っていたのに、いや今も好むタイプではないですが、こういう人に入れ込んでしまう人が(恋愛にしてもビジネスにしても)いることは十分理解できるし、人を好きになってしまったら簡単には抜け出せないことも、理解不能な行動を取ってしまうことも、とてもよくわかる。そんな大人になりました。
東京事変の「落日」を聴くと、何故かこの二人のことを思い出します。たまには泣きそうになります。

自分自身、優等生でいなければ、失敗は許されないぞ、と思ってしまうタイプなので、何となくだが彼女の気持ちが分かるような気がするのです。
特車2課にいれば優等生然としておれますが、内海のことがあって本線からは外れてしまった彼女のやるせなさも、不器用でも真っすぐな若者たちを眩しくわずらしく思っていたであろうことも、彼らに目線を合わせつつ必要な時には鷹の爪を見せつける有能な上司に僻地でも恵まれたことに安堵したであろうことも、途方もなくリアルに感じてしまうのです。なのに、なんでまた、出会っちゃったんだろう。
後の熊耳さんが、どんな形であれ、幸せであってほしいと願ってます。
パトレイバーの話をしようと思ったのに、熊耳さん萌えの話ばっかりしてしまいました。

そういえば、理想の上司と言えばパトレイバーの後藤さん、という風潮がありますが、私はしのぶさんがいいです。それこそ根がくそまじめなので、好きにやれと言われても途方に暮れてしまいそうです。しのぶさんはきちんと筋道立てて導いてくれそうだし、なんと言っても美人だし。