KaKuKoTo

まずは毎日かくこと

リクルートスーツ

うちの会社の食堂は、研修に来た方々も利用出来るようになっておりまして、つい最近、営業さんかな、と思しき若いスーツの集団を見かけました。
男性はスーツに着られてる感丸出しの方も多く、部署の裏地に遊びのあるジャケットやカフスを活かせるお兄様方にはまだまだ遠く及ばず、といった感じでしたが、女性陣の夏らしいグレーやベージュの、体にフィットしつつもタイトすぎない爽やかなジャケット姿にはっとさせられ、じっと自分のウエストゴムのパンツを見るのでした。
先輩方曰く、今年入った営業職の新人さんたちらしく、あの4月に真っ黒な髪とスーツの集団がこんな立派な姿に!と驚かされました。
さながら蛹を破って蝶になったような。

新卒一括採用は日本の悪しき習慣と叫ばれて久しく、横並びの採用スケジュール、採用基準、そして、極めつけは「量産型」とまで言われる、真っ黒な髪と真っ黒なリクルートスーツ。
しかし最近私の目には、一つの風物詩、期間限定の儚さというか、趣きをたたえて写ってしまうのです。

春先に、就活生四人女子と交差点ですれ違ったことがありました。あまりにその風景が絵になったので、忘れられないのです。
お揃いみたいな黒いジャケットに膝丈の黒いスカート、5センチヒールくらいの黒いパンプスの女の子達が、ちょうど桜の折、ひらひら舞う花びらに歓声をあげながら、ちょうど流行っていたスタバのピンクのフラペチーノをめいめい手に、小走りに横断歩道を渡っていました。
黒と桜色のコントラストと、未来ある若いエネルギーと。
彼女たちが、それぞれ描く未来に向かって社会への第一歩を踏み出せるような、納得のいく就職活動が出来ていたらいいな、と今でも時々思い出します。

暑さ

昨年過ごしやすい気候の都市から帰国したばかりなので、もしかしたらこれが日本の夏のデフォルトなのかなぁと思っていたのですが、これだけ世の中が大騒ぎしているのを見ると、やはり今年は異様に暑いらしいです。

思えば地球温暖化の話題は、私が中学受験をした昔からありまして、二酸化炭素が原因だという説が有力で、かたや地球の周期という説もあり、エビデンスがあるだないだと議論されながら25年経ちます。
世界中の偉い人たちが集まって議論し、温室効果ガス削減の方針を定め、グローバル企業がこぞってCSRの為の環境に優しい施策を講じてきたにも関わらず、日本は年々暑くなるのだなぁ、と汗をかきかき思います。
私は寒いのが苦手なので、冬も暖かくなってくれるといいのですが、冬は冬でめちゃくちゃ寒かったような気もしますし、加減というものがないのでしょうか。

まったく文章に脈録がないのですが、それくらい暑いということでご容赦いただければ幸甚です。

癒やしのタピオカ

タピオカ入りの飲料が大好物です。

始まりは、高校生の頃、ファミマで売ってた「タピオカ入りココナッツミルク」という、プリン様の容器のデザートでした。ほのかに甘くてぷちぷちして、一口で虜になり、わざわざ一つ先のバス停までファミマを求めて足を伸ばしたものでした。

でも、あれ、食べにくいんですよね、めちゃくちゃ美味しいのに。つぶつぶが小さくて掬えないのです。特に、あの、コンビニで貰えるプリン様のスプーンでは。

で、たどり着いたのが「ブラックタピオカ入りミルクティー」でした。
しかし、初めて食べたときの、あの、すぽぽぽぽ、と口に団子のような薄甘い物体が入ってきた衝撃は忘れられません。これは私の知ってるタピオカじゃない、と、まず否定したところから、別の食べ物として好きになりました、ブラックタピオカ。

アメリカでも人気があるタピオカ入りミルクティー、ベトナミーズレストランで「バブルティー」といって売ってました。なるほど、泡っぽいかも、と思いつつ、近所のベトナミーズレストランでパクチーのいっぱい入ったバインミーベトナム風サンドイッチ)とバブルティーを買ってランチにするのは、たまの贅沢でありました(アメリカは外食が高いのです)

帰国してからは、仕事でヘトヘトのときはいつも自分甘やかし用に、駅の自動販売機や、会社と自宅の最寄りのファミマで(ありがたいことに、最寄りのコンビニがどちらもファミマなのです)、タピオカ入りミルクティーか、ココナッツミルクを購入する日々です。
一度子に飲ませたところ、「鳩に豆鉄砲」がまさにぴったりな顔をしました。きっと自分の初ブラックタピオカも、同じ顔をしていたことでしょう。それ以降は、くれくれとうるさいので隠れて楽しんでいます。

何故急にその話かと言うと、会社の近くに出来たのですよ、タピオカ入り飲料を飲めるお店が。
「貢茶(ゴンチャ)」という台湾ティーのお店で、タピオカは数多選べるトッピングのうちの一つなのですが、私にとってはもう、「タピオカ入り飲料選び放題のお店」というカテゴリーです。
初来店の今日は、「タピオカ入りウーロンミルクティー」にしました。タピオカがもちもちでふんわり甘くて、お腹にたまって美味しかったです。
職場のお兄さまが同行してくださったのですが、タピオカ入り飲料初挑戦だったそうです。完全に「鳩に豆鉄砲」になっていました。
甘くないお茶にもタピオカ入れられるようなので、色々トライしたいと思います。これからのたまの贅沢は、スタバのコーヒーとスコーンじゃなくて、タピオカだな。

時々、ライフシフトに絡めて第二の人生について考えるのですが、タピオカ入り飲料屋になる、というのも良いかもしれません。競合他社が多くチェーン展開もされている中で、いかに差別化を図っていくか、ゆっくり考えていきたいと思います。

Kindleについて

只今Amazonでは、kindle本の大安売りを矢継ぎ早に展開しております。きっと夏休み向けなのでしょう。
先の光文社フェアでは、読みたかった新書などを大人買いしてしまいました。

昔から、本が好きなのですかと問われると、積ん読が趣味です、と答えてます。実家には、海外赴任時の緊急避難的に送った文庫本がダンボール何箱かあるはずです。
Kindleは良いです、場所を取らないから。

最近はKindle化されてる限りはKindleを購入することにしてます。いくら日本の運送業者が神とはいえ、ポチったその場で読み始められるという文明の利器には叶わないですし。
また、スマホ一つ持ってれば、Google playで音楽を聴きながらKindleで本が読めるという、移動ブックカフェ感があるので、ぼくらは未来に生きてるなぁとしみじみ思います。

とはいえ、古いタイプの人間なのか、書籍(非Kindle本)の方が、やはりどちらかというと好きです。
Kindle本て、どこまで読んだかパーセント表示でしかわからないし(そもそも本の厚みのイメージが持てないのです。場所表示のバーが進まないのを見て、この本厚いぞ!とたまに思うものの)、読了した時の満足感がいまいちなのです。内容も覚えてない率が高いような、は、年のせいかもしれませんが。

そして、最大の難点は、
「どのくらい未読が積み上がっているか、視覚に訴えてこないこと」
結局積ん読なのですなぁ。

部下思いの人

「お前は部下を立てすぎる」と言われた、という話を聞きました。
「あの人は部下思いだよね」と言われたい、とおそらく大半の上司が思っているであろうと考えると、それは最高の褒め言葉だよね、なかなか言ってもらえることじゃないよね、と思います。

私は古い人間なので、会社で恩義を感じたら基本その人の為にはどんなにしんどい仕事でもやります(そういう人は本当に出来ないことは頼まないし)。一方、私はしつこい人間なので、会社でてめぇこのやろうと思ったら基本その人の為には仕事はしません、「私が仕事をやらないことによって困る他の人」のために仕事をします。
たいてい後半ばかりになって、しんどい思いをするのです。

水族館

金曜夜から土日これでもかと遊びまくったら、疲れましたがなんだかすっきりした気持ちで出社できました。

以前水族館で「なんでみんなカクレクマノミばっかそんなにありがたがるんだろう」と思っていましたが、実際あの映画を観ると2歳児までもが水族館中ニモを探して歩くし、「あっニモだっ」と自分も言ってしまうし、やはりディズニーのインパクトはすごいなぁと思いました。

久々に読書

米沢穂信「儚い羊たちの祝宴」を読みました。
非ビジネス書で、フィクションで、紙媒体で、と揃うと本当に久しぶり。ハーバードビジネスレビューとかだってトピックによってはすんごい面白いと思っていましたが、文芸書よりも当たり前ですが難解だし、脳に染み込むようにするする入ってきて快感でした。
こういう、「想像を絶するレベルのお嬢様が集まる、聞いたこともない本ばっか読んでる読書サークル」って大好物なのです。「青年たちの読書クラブ」とか、「暗黒少女」とか。これらの元ネタ、類似設定小説ご存知の方いらしたら教えていただけたら嬉しいです。

真夜中にどハマリして読み切ってしまった為、今日は寝不足です。