はやくしゃべるのが苦手な話
最近一緒にお仕事をしているアメリカ人は、喋るのがめちゃはやいのですが、その人が10秒で説明することを私が30秒かけて確認するので、「こいつ英語できねーんじゃねーか」と思われてるのではとよく思います。
Zootopiaに出てくるDMV(免許センター的な所)にいるナマケモノがしゃべるのを、ウサギの主人公が待ってるときみたいな顔をされるので、申し訳ない限りです。
その人がしゃべることは90-95%方理解出来ているし、喋りながら答えもちょっとずつ用意し始めるのですが、リレーのバトンをもらった瞬間にゆっくり走り出す。。。という感じなのです。
ほかの一緒に仕事してるアメリカ人はそんなにイライラしている様子もないので、慣れてくれたのかなぁとありがたく思ったり、でも確かに慣れた人と話すときはもうちょっと早く喋れるかなぁと思ったり。
というようなことを身内に相談すると、
「英語とか関係なく、お前は日本語でもそうだろう」
と言われました。たしかに。
最近話した女性がてきぱき早口で説明するので「きっと理系だろう」と思ったらやっぱりそうだった、ということがあったり、理系の人は早口のイメージなのですが、私はそうじゃなく、そのせいで多分にどんくさいと思われて生きてきました。
職場でも、マウントしたい系の人に目を付けられることが多くて困ります。
アホだと思われたらしゃくだからと、用意しておいた内容を一生懸命早口で喋っても、思わぬカウンターを食らうと、二の句が継げません状態になってしまうのです。
『動物のお医者さん』という漫画に、菱沼さんというオーバードクター(ちなみにオーバードクターって、D5とかD6とかそういうことですか?)がいまして、大変美人なのですがとろくて、それを馬鹿にされたときに
「失礼ね!私もはやくしゃべろうと思えばしゃべれるのよ!」
と反撃したものの、
「はやくしゃべれるんだけど、考えるのが追い付かない。。。」
と言うエピソードがあって、あ、これ私やん、と思ったものです。
冒頭の話じゃないですが、日本語で説明してても「もうちょっとはやく喋ってくれんかな」という顔をされることはままあって、それは慣れない人とか偉い人とか、緊張すると増幅されてしまうのです。
(とろそうに見えて痛いところをつく質問をする、といった使用法は、わりと有効)
何か偉い人に説明するときにはできる限りの準備をし、想定問答もしっかり持っていくようにしています。うまくいくとかなり決まりますが、アドリブでそこそこいけるやろ、は大けがをします。
こんな私から見ると、早口の人はただそれだけで賢く見えるので、あんなふうにかっこよく早口で喋れるようになりたいなぁと思う今日この頃です。
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